貧乏サラリーマン、家を買う。

「サブプライムローン問題」覚えてますでしょうか。
当時、好景気のアメリカで広まった
金利は高めだけど低所得者層にも借りやすい審査の緩い住宅ローン「サブプライムローン」。
その後まさかの景気悪化で、職を失いローンを払えなくなった住宅購入者が
家を手放す代わりに債権を放棄し(これがサブプライムローンの特徴)多くのホームレス(?)を生み、
金融機関は多額の負債を負い、世界同時株安なんかも引き起こしたアレです。
もう3年くらい前かな、だいたいこんな感じでしたよね。
ウチみたいな低所得階級は家買っちゃいけないな~と当時は他人事と思ってたんですが
一転、我がキモ家、この度、家を建てる運びとなりまして。。。
今週、融資の本審査で「OK」いただきました。人生わからないものですね。
田舎なんで土地や住宅の価格も、そもそも「家を建てる」という感覚自体も都会の方とは全然違うものなんですが
とは言え、正直、僕が家を建てても余裕な生活が送れるほど稼いでないのは田舎だろうが都会だろうが一緒なわけで
むしろ、そのうち皮膚が鶏皮になりそうなくらいチキンな僕は、なんとなく現状を維持していたい
という考えでいたんですけど、そんな中、マチコが病気になったり震災が起こったり
幸か不幸か「家族とは」をたくさん考えさせられまして、妻にも背中を押してもらい
僕なりに感じて考えた結果、こういう決断にいたったわけです。
ハッキリ言って今でもビビッてます。超ビビってるんですけど
もしかしたら色んな制限がつくかもしれないマチコを、思いっきり遊ばせてあげられるのは間違いなく「我が家」なんでね
難病と闘う我が子と妻の笑顔のため、僕はそれにプラス35年ほどのローンとも闘ってやろうと
まーそんな感じで自分を奮い立たせている次第です。
もちろん僕の薄給じゃぁ簡素な家をかろうじて建てられるほどのお金しか貸してもらえないんですけど
「住めば都」
日本には良いことわざがあります
僕に出来る精一杯で、貧乏でも家族の笑顔が絶えない家にしたいなーと思います。
それが決定してから、理不尽な指示があっても上司に歯向かわなくなった僕。
「クレヨンしんちゃん」のヒロシの気持ちが痛いほど分かるようになりました…。
僕ね、鉄工所で鉄骨構造物の製作図を書く仕事してます。
名前だけはいっちょ前に設計課って部署なんですけど
要はいわゆる「××建築士事務所」みたいなとこが設計(デザイン)し、構造計算した建物を
具体的に柱や梁をどう加工してどう組み立てるのかを考えてCADで作図するのが僕の仕事です。
だから、一般住宅は木造なんで少し勝手が違うんですけど、家作りに関しては「セミプロ」なんです。
そんな目線からもマイホーム建設の過程は今後、日記とは別カテゴリーでブログに載せようと思うので
暇な時にでも覗きに来てください。
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